クラウドの世界
最近、テレビや新聞などで見かける「クラウド」という言葉ですが
語源はコンピュータ業界でシステムの構成図を描く場合に
インターネットの部分を「雲」の絵で表現していたことから
ソフトウェアやサービスをインターネット側で提供するサービスを
「クラウドサービス」と呼ばれるようになりました。
身近なサービスとしては、GmailやYahooメール、Googleドキュメントなどで
パソコンやスマホが変わっても、インターネットさえ繋がっていれば
サービスが使用できるのが特徴です。
MM総研の調査によると、国内クラウドサービスの市場規模は
2012年度に推定5102億円、その後の5年間で年平均32.0%の成長を続け
2015年度には1兆2558億円、2017年には2兆円規模に達すると予測しています。
現在は主に企業向けのクラウドサービスが急成長している状況ですが
この技術は当然ながら私達の生活に大きく影響を与える技術となります。
その中にソフトやアプリ、写真やメールなどのデータが入っているため
常の持ち歩く必要がありました。
しかし、クラウド化が進むと、それらすべてがインターネットの向こう側にあり
私達はそこへ手軽にアクセスできるデバイスさえあればいい事になります。
その手軽なデバイスが、GoogleグラスやiWatchなどのウェアラブルデバイスです。
ウェアラブルデバイスは持ち歩くことなく、身に付けて使用できるデバイスで
最近では「プリディクタブル」と呼ばれる手のひらに画面を投影するタイプの
デバイスも開発されています。
ウェアラブルデバイスが普及すると、必要な情報を即時に入手できるだけでなく
常にコミュニケーションしたい人と会話やチャットができ、
健康状態も常に医療機関で管理されるサービスなども一般的になるでしょう。
SF映画のような世界ですが、すでにITサービスのクラウド化は進み
インターネットの向こう側では、私達の興味や好み、行動データなどの
ビッグデータをもとにしたAI(人工知能)の開発も進んでいます。
間もなく到来するであろう「クラウドの世界」で、
今後、私達の生活がどのように変化するのか?
私達が準備しておくべき事は何か?
について次回ご紹介したいと思います。